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かき根の会について
会長: 古山 裕喜 

 平成6年米沢市内の食品業者で組織する「おたまやかき根の会」が発会しました。はじめ、会員は6名、毎月1~2回の研修会を続けながら、「われわれの食生活はいかにあるべきか」という視点に立ち、健康志向の時代的な要求を満たし、かつ地域の素材で付加価値のある、米沢らしさをもつ特産品を開発しようと考えたのです。そして着眼したのが「うこぎ」でした。
 上杉鷹山公が栽培を奨励したといううこぎは、郷土が誇れる食文化の素材です。地域の個性を生かした食生活の「潤・楽」を具体的に開発し提案していくことが地域興しの基礎であると信じ、また、雪国という環境の中で、春夏秋冬の季節を情緒豊かに味わえる特産物の発信地とするのが、われわれの使命であると考えます。発足以来、試行錯誤を重ねつつ商品開発を行い、平成11年より「うこぎの町米沢かき根の会」と改称し今日にいたります。

 さらなる新製品の開発、品質の改善などの課題を抱えておりますが、今後とも市民の皆様や各種研究機関、行政のご協力を得て、ますます活発に取り組んで「うこぎ」商品を全国に向けて発信してまいりたいと思います。